LOG IN

格言を鵜呑みにして幸せか?

by keit-ty
「人の一生は重き荷を背負い坂道を行くが如し。焦るべからず」

これは徳川家康の有名な遺訓です。普通、この言葉に触れた時に感じるのは、今自分が経験している苦労は、人生にはつきものの苦労に過ぎず、坂道を登っていくように辛いことにも耐えることこそが人生だ。だから弱音を吐かずに前向きに頑張ろう、と考えるのが一般的だと思います。私も比較的単純なので、格言を額面通りに真に受けて心を動かされる側の人間です。しかし世の中自分と同じ人種ばかりとは限りません。

「人生や仕事で苦労するのは当たり前。何事も前向きに捉えてpositive 思考で仕事をしよう」と部下が考えてくれると、上司としてはこれほど楽なことはありません。全ての部下がこうあって欲しいと願う上司はあまたいると思います。すなわちこの家康の発言は為政者よりの言葉であって、為政者の都合のよいように被支配者層をマインドコントロールするための策略である、と考えることも出来ます。

このように格言を額面通りに受け取らずうがった物の見方や考え方を示せば、周りの人はあなたのことを「物事を多面的に見ることが出来る人だ」と評価するかもしれません。また格言を真に受けることは「生真面目」と思われるのみで、面白みのない人だとの烙印を押されることもあるでしょう。

しかし、格言をうがったとらえ方をする人は果たして幸せと言えるでしょうか? 
私はそうではないと考えています。
人はいくつになっても素直な人が好まれると思いますし、信頼されると思います。素直でない人の周りには一時的に同じような考えの持ち主が集まってきますが、それはあくまでも一時的なこと。少しでも意見が異なるとそのような人たちは一気に心が離れていきます。

いつも幸せなのはやっぱり素直な考え方の持ち主だと思うのです。
仕事での一時的な成功・失敗は誰にでも起きうること。退職してからの人生も現在はきわめて長い。人生をトータルで考えたとき、幸せだったと言えるのは素直に生きた人だと思います。
だから私はこれまで通りに格言をそのまま受け入れる生き方を続けていこうと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加 LINE it!

keit-ty
OTHER SNAPS